地元の獅子舞文化について考える

4月8日から4月14日まで、実家のある福島県伊達市におりました。
前のブログでも触れましたが、農業体験の友人と一緒に。

家族以外の人が1周間も住み込むというのは初めての体験で、私の家族はだいぶ緊張していたと思います。笑
でも最後にはうち解けて、仕事をばしばし振っているところを見ると、こんなことがあっても悪くないなと思えました。

私自身も、いつもどおりの家族の一員としての実家暮らしよりも
色々なことが発見できてとてもおもしろかったです。
ようは、当たり前すぎて気にも留めないことが、他の人にとっての非日常であったりということ。

ちょうど、4月13日(日)は地元の集落?のお祭りで、「獅子舞」がありました。
春は観音様のお寺の前で15分ほど踊り
秋は集落の家々(約40戸)を回り、踊ります。

小さい頃から慣れ親しんだお祭りで、街の無形文化財に指定されています。
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こんな獅子たちが舞を披露します。中身はもちろん、近所の見知ったおじさんたち。笑

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子どもたちも楽しみ。
ママさんは、小学校の頃の登校班の班長さんでした。
友だちの弟も、記憶では小学1年生で止まっていたけど、もう21歳になっていて誰だかわかりませんでした。笑
習字の先生がいたり、懐かしいおばちゃまも沢山。

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ひょっとこ役もいます。このおじさんはもともとひょうきんです。笑

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こんな風に、お菓子を配ってくれます。

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観客。みんないいカメラ持ってる!!と思ったら写真クラブの方々だそう。

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踊りの型ひとつひとつにも意味があるんだろうなと思いつつ。

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こんな感じで春のお祭が行われます!
写真にはなかったですが、横笛係もいます。

改めて見ると、この獅子舞文化を継承し続けてこれたこと 今も存続していることが、日本の文化を継承している現場に
いるんだなと思いました。とっても価値がある、素晴らしい文化です。

しかし、この集落も例に漏れず過疎の町です。
獅子舞の継承者問題があり、存続が危ぶまれているという事実を目の当たりにしました。
継承者がいないのはもともとだったのですが、私の中でそれを「問題」と捉える準備ができたと言ったほうがいいかもしれません。

詳しく話を聞いてみると、
1800年くらいに、となり町から移住してきた人たちがここに集落を作り
観音様を祭り、生活していた。
あるとき疫病が流行り、それを鎮めるために獅子舞文化が根づいていったそう。
昔は1時間近い舞があり、笛だけでなく 唄もあったそう。
200年近くの歴史があり、(縮小しながら)形を変えて継承されてきた。

この話をしてくれたのは、獅子役のブドウ生産者のおじさん。
彼は小学校の時から踊っているそうなので
40年は踊り続けているのではないかと思われます。

無形文化財なので、継承問題を危ぶむ町が、小学校で舞を教えようとか、
お祭を他の地域と合併して踊れる人を増やそうと提案した時期もあったそうですが
自分たちの集落だけで守っていくと、頑なに断ってきた背景があり
今の深刻な継承者問題に繋がっていきます。

現在、獅子舞に関わっている層は50歳以上の方々。体力的にもきついという声もちらほら。
そして、次を担う教育を(知る限りでは)していません。
「なぜ?」と聞くと
住んでいる若者は皆、関東や他の町に出てしまい、残っていない。
残っている人に声をかけても、断られてしまう。
だから後継する人がいないから、終わるほかない。と。

言葉が出ませんでした。

自分が外へ外へと目を向けているうちに、色んな物が消えていっている地元の現状
消える前に手を打つ人が居ないがために素晴らしい文化がなくなっていくこと

日本の地方の文化が素晴らしいと認識できるようになった今だからこそ、
私にできることは何かと考えずにはいられませんでした。

今回感じたことは、まずは自分の田舎を守れ。ということ。

「日本の文化」と大きく捉えるのではなくて。
できることが限られているからこそ、まずは手に届くところから。
自分が動けばなんとかなるから、目の前に問題がやってくるんだな。と
やっぱり足元って大事です。
そんな大切なことに気がつくのにとても時間がかかりましたが
わかったからには、地元の獅子舞文化継承に関わっていきます。

追伸
実は小学生の頃、独自に地元の獅子舞を取材し、勝手に学級新聞を作り、勝手に教室に掲示していました。
それを2,3日前に思い出した時 原点に戻っている感覚があり にやっとしました。笑

2014-04-15 | Posted in ブログNo Comments » 

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