カンボジアの孤児院について思うこと。

まじめに考察します。
ちょっと長くなりました。
まず、私は俳優の向井理が好きです。
もちろん男前だから好きなのも十分ありますが、彼の生き方もまた素敵だからです。
余談ですが、彼のデビュー直後から書いているブログも、さかのぼってすべて読みきりました。笑
そんな訳で、向井さんが世界ウルルン滞在記で2回カンボジアに行っているのも知っているし
彼が初めて主演した映画で、カンボジアに学校を建てる大学生の話も(僕たちは世界を変えることができない。)
劇場で見ているし
もちろん、カンボジア親善大使なのも知っています。

それはさておき、カンボジアに学校を作る。というワードを耳にする機会は多いと思います。
でも、作られた学校が活用されずにいる事実もご存知でしょうか。

これにはまず、ポルポト政権にまで遡って話をする必要があります。
政権を取ったポルポトは、社会原理主義に基づく国家を作っていきます。
農業を強化し、貨幣を廃止しました。
むかしむかしの物々交換なんかをしていた時代に戻ったほうが人々は幸せになれると 彼は考えたのでした。
当然知識人たちは反対します。
そこで彼はクメール・ルージュという軍を作り、知識人たちを虐殺してゆくのだった。
知識人、教師、宗教者(僧侶含む)、反対する人々…
メガネをかけているという理由で虐殺された人もいたそうです。
学校・教材も破壊されます。
虐殺された人の数は200〜300万人にのぼり、当時の人口の13〜29%にもなりました。

こうして、カンボジアは人口も減少し、働き手となる世代が消え、教育システムも崩壊することになりました。

30年たった今、教育は復活しつつありますが 満足な教育がなされないまま親となり、教師となっています。
現在、学校は7000校あるが、教師不足のため機能できないところも多数あるといいます。
カンボジアの教育制度は6・3・3制の9年間の義務教育があり、2部制だ。
午前か午後、どちらかのみの授業。教師もまた、2部制で薄給だという。
教師は空いた時間で塾のアルバイトをするが、授業の補足ではなく、先に進めるのだとか。
塾に通えない子どもたちは授業についていけなくなる という話もネット上では見かけましたが
真相はいかに。。

ポル・ポト政権については、プノンペン編でまた触れたいと思います。

そして、カンボジアの孤児院は増加の一途を辿っています。(正確な数は把握できない)

まず、家庭側の理由
・経済的に厳しい(兄弟が多い)
・離婚・再婚・片親
・虐待
・両親不在

経済的に厳しい=食べるものにすら困る
と日本人の私なら連想してしまいますが、カンボジアは第一次産業の国 つまり農業国です。
食べ物はなんとかなります。
それよりも
経済的に厳しい=子どもに満足な教育を施してあげられない
という判断になるそうです。

アンコールワットの回りには物乞いの子どもたちが多く居ます。
両親が不在なのかはわかりませんが、中には親に頼まれてなのでしょう。
キーホルダーやポストカードを売る子がいます。
きっと家計が厳しいのでしょう。

140603-003

 

 

 

 

 

 

140603-002

 

 

 

 

 

 

140602-012

 

 

 

 

 

 

140602-013

 

 

 

 

 

 

家族といられるけど貧しい子。
家族と離れているけど、暮らしに困らない子。

どちらが幸せなんどろうと考えずにはいられませんでした。
もちろん、それは彼らが決めることです。

そして施設側の悪い理由
・ボランティアビジネスをしている(子どもを使って稼ぐ経営者が居る)

子どもをリクルートする施設もあるらしい。

カンボジアの孤児院には複雑な背景があります。

ボランティアや支援をする前に、その施設がどのようの運営されているのかを知る必要があると感じました。

カンボジア政府も、親が健在な場合には 孤児院に入れるのではなく
学費の支援をするなど そちら方面に力を入れるように動いているみたいですが

賄賂横行、車も無免許・ナンバープレート無しもまかり通るカンボジア…
道のりは長いように感じます。

私が訪れたソク孤児院は、親が健在な子がほとんどで カンボジア正月には実家に帰ることができるそうです。
ソク孤児院、または多くの孤児院に関して
「児童養護施設」といったほうがしっくりくるかもしれませんね。

なので、なんだか「孤児院」という表現は適切ではない感じがしていて。
「ソクさん家の40人の子どもたち」という表現がしっくりきてわたし的には好きです。

ソクさん家の子どもたちは、良くも悪くも来客慣れしています。
出会いと別れが多くて、心を傷つけてしまうんじゃないかとか
プライバシーが無くなってしまうんじゃないかとか
心配事はありましたが

沢山の大人と出会うことで、彼ら、彼女たちが 沢山のことを夢見れたらいいな と純粋に思いました。

なぜなら、ここの子どもたちは みんな笑顔だから。

140606-005

 

 

 

 

 

 

施設に関わる大人たちに愛されているから。

そして私もまた、彼らを愛おしく思います。

次回、ボランティアスクールの授業風景をお届けします!
しっとり、クッリクお願いします!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

2014-06-30 | Posted in 04ヶ国目 カンボジアNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment