トゥールスレン博物館に行ってきました。

はじめに。

ポルポトについての記事を書きます。
これは30年前に実際に起きた話です。そして多くの人は、この場所に足を運ぶことは無いと思います。
だからこそ、行ってみた人の感想を読んで欲しいと思います。
遠くはない30年前、同じ民族が虐殺しあうという負の歴史を持つカンボジアについて。是非知って欲しいです。

 途中で雨に降られながら市街地に戻り、トゥールスレンまで来た。

ここはもとは中学校だった場所。
そこが拷問場と、人々を閉じ込めて置く所になった。

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今でもそのままの状態で残されて、ところどころパネルがあったり、絵が説明されていたりして

当時の悲惨な様子を物語っていた。
一つの棟は拷問棟。

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ベットに括りつけられて、罪を認めるまで殴られたりする。
寝てる姿勢ってとても無防備だと思う。そんな状況下で暴力を加えるなんて
考えるだけで泣けてきた。

壁の傷、ひとつひとつが怖い。

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最初はここで拷問して、虐殺していたそうだが、奇声が上がり地域住民に怪しまれるため
キリング・フィールドへと運ばれていったそうだ。

二つ目の棟は、留置所のようなところだった。
1人1部屋だったのかな。

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1階はブロックを積み上げて仕切っていて、窓も多くてまだ明るい。
2階は木造の仕切りで、とにかく暗い。

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それを見た瞬間「ここまでするんだ…」って何かが崩壊したのを感じた。
キリング・フィールドもひどい場所だけど、
私はこの場所が一番 これが同じ人間がすることなのかって思った。
(それか、この事実を受け止めきり無くなってキャパオーバーになった瞬間だったのかもしれない。)
木の木目を見るのが怖かった。石よりも木の方が色んな物を吸収して、今も残っている気がするから。

当時、収容されていた人の写真も展示されていた。

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中には拷問後に撮影されたのかボロボロの顔のまま写っている人もいた。
中には目で何かを訴えている表情で写っている人もいた。
中には何が起こるか知らずに写真に写った人もいただろう。
子どもも沢山いた。
きっと生き残れなかっただろう。だってここに収容されて生き残った人はたった7人だから。
ここに写っている人たちの人生は、この写真の時間で止まってしまった。

拷問後に撮影された写真もいくつか合ったけど、もっとひどいのなんて沢山あるんだろう。

そもそもここに展示されている写真をカメラに収められなかった。

カメラを構えられなくて。今思うと、なんでこんなに写真撮ってないんだ、自分。と思う。

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4つの棟をじっくり見た。2時間はかかったと思う。
途中で雨もまた降りだして、これから観光する気力も無くて、待っててくれてたバイタクのおじさんに
今日はもう終わり!!この後の予定はキャンセルして欲しい。半日だからちょと安くして。
と言ったら、怒ってきた。値段は下げない!って。

なんかもう いいや って思って最初の値段を払って
バイタクからトゥクトゥクに乗り換えたら1キロなのに3ドル払って
なんとも言えない気持ちでホテルに戻った。

それが16時だった。

2014-07-12 | Posted in 04ヶ国目 カンボジアNo Comments » 

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