アウシュビッツ強制収容所を訪ねて③ 中谷さんのメッセージと、わたしが思ったこと

リアルタイムはチェコのプラハ。
2ヶ月分すっ飛ばして、アウシュビッツの記事をお届けします!
3日目。今日がラストです。
1日目2日目のブログを読んでから、3日目を読むのをオススメします!
Twitter https://twitter.com/Yacchiberry
instagram @YACCHIBERRY
facebook https://www.facebook.com/yurie.yatsu
で更新していますので
こちらもチェックお願いします!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

141122-023

↑ユダヤ人女性たちの遺品、ハンドクリーム。

アウシュビッツを訪れる日本人は増えているという。
毎年、アウシュビッツを訪れる人数は過去最高を記録しているらしい。

中谷さんは、この日午前中に20人くらいの日本人にガイドし、
午後から私たちのガイドをしていただきました。

 

※ちなみに、費用は参加人数で割るというもので、人が集まれば集まるほど、一人頭は安くなります。

今回は6人。40代くらいのご夫婦が1組と、大学生が3人(それぞれ一人旅)、そしてわたし。

とある事件が起き、入場までに30分ほど待たなければ行けませんでした。
というのも、ミュージアムの中に誰のものかわからない荷物が放置されていたそう。
危険物かもしれないので、ミュージアムは封鎖。中に入っている人は出られないし、外からは入れません。
地元の警察が来て、安全が確認されてから、封鎖は解かれました。

アウシュビッツには多くのユダヤ人が訪れるので、アラブ人からのテロの標的にされてもおかしくないらしく
それで警備が厳重なのです。
一般のツーリストでも、大きな荷物は持ち込めません。
リュックや、サブバッグなどを預けます。

141122-001

こうして、中谷さんのガイドは始まりました。
きっと何千回、何万回とガイドをされている中谷さんのお話は、非常に的を得ていて、考えさせられる事が多かったです。

「ここでの撮影は遠慮してください」と言われた場所は2つ。
ガス室の中と、髪の毛の部屋。
たぶんこれは、中谷さんの ここで亡くなられた方たちへの配慮だったんだと思う。
(施設的に禁止だったのかもだけど、わたしは中谷さんの配慮だということにしておきます!)

中谷さんが何度も言っていたことは、
・このユダヤ人迫害(収容所している)のことを、ナチス軍は国際的に公表していた。
・それを知っていて、世界中の人が見て見ぬふりをした。
・民主主義の恐ろしさは、思考停止する人がいること。間違った方向に走りだすとその流れが止まらないこと。
・ドイツはユダヤ人が憎かったというよりも、ドイツが生き残るために必死だったということ。
・この歴史的負の遺産の原因は、非常に多面的である。ということ。
・そして、アウシュビッツの教訓を、未来に活かしていかないといけないということ。

上記の理由は、昔特有のことだったのでしょうか?
わたしは違うと思います。
今の時代も、私たち人間は同じ心の弱さを持っています

誰かを見下すことで、自分のプライドを守ろうとすること。
バスの座席に座りたいから人を押しのけたり、品切れになる前に買い占めたり、
自分の利益を優先してしまうこと。
今は「良心」や「道徳」である程度歯止めが効くけど、
その歯止めは思ってる以上に弱いかもしれません。

わたしがその時のドイツに生きていたら、ユダヤ人迫害の流れに抗えないと思います。

141122-012

ひとつ、アウシュビッツ見学中にあった出来事を書きます。

どこの国の男の子かわからないけど、10人くらいでアウシュビッツに見学に来ていました。
彼らはタイマーを使って、10人全員が入った記念写真を撮り始めます。
笑い声が混じったり、結構騒がしかったわけなんですが

なんでここで笑えるんだろう?と白い目で見てしまう自分がいました。
その直後、中谷さんは
「ここで笑えるということは、「ひとごと」と感じているからかもしれません。
彼らがどういう心境かわかりませんが、たまに人は共感を忘れてしまう時がある。」
と言いました。

その一言が刺さりました。
「共感」
相手の痛みを想像することができたら、その相手に優しくできるはず。
自分がされて嫌だったら、相手も同じように嫌なんだ。
そんな一見単純なことが、できてないからパレスチナ問題も収束しないわけで
憎しみの連鎖は続いていくわけで。

そして歴史は繰り返されるわけで。

歴史を学ぶことは、だから大切なのであって。

アウシュビッツを見て終わりじゃなくて、未来にどう活かしていけるかが大切なんだと思います。

141122-011

少しだけ、想像しうる未来の話をしようと思います。
日本は少子化で、働く人の数が減ります。
その時に、今のEUのように働き手が自由に行き来できる世の中がきたとして
アジア圏の人がどんどん力をつけ、いつのまにか抜かされて、自分の上司が韓国人とか、中国人に
なったとします。あなたは違和感なく受け入れられるでしょうか?
心のどこかで「日本人のほうが優秀なのに!」と思ってしまうかもしれません。
わたしも思うかも。。
そんな時、その人の足を引っ張るのではなく、お互い歩み寄る努力をしたいなと思うのでした。

そしてこの体験を、このブログを読んでくれた方と共有できれば幸いです。

27歳にして、世界史と世界情勢がわかってきて、歴史がおもしろくなってきました!
読んでくださってありがとうございました。

世界一周ブログランキングに参加しています!
応援よろしくお願いしますー!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

2014-11-26 | Posted in 14ヶ国目 ポーランドNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment